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ハワイアンやサーフィン・ミュージックの サウンドを「陰」or「陽」に分けるとすれば 明らかに「陽」の明るいサウンド。 で、今日紹介する「Blue Hawaiians」は、 インスト系サーフロックなのに、 「陰」の匂いがプ~ンと漂うLAのバンドです。 ブルーハワイアンズのブルーは、 青じゃなく、憂鬱と訳したほうがいいほどに。 ブルーハワイアンズのアルバム「Sway」。 中でも、日系人らしき女性が日本語で歌う 「Casino」というナンバーはもう絶品。 ティキ・ラウンジ・ロックなんていうカテゴリーがあれば まさにそのほうがピッタリなサウンドです。 黒ぶちメガネに スーツ・スタイルで演奏するスカした中年男。 ノリはいいけれど、けして明るくはない。 どこか切なく、怪しげなムードが漂うサウンド。 かつてアメリカ人が描いたであろう南国パラダイス。 それはリアルなハワイじゃなく、 都合よくデフォルメされたエキゾチックな世界。 それをカタチにしてしまったティキ・ラウンジ。 そんなバーで、南の島での浮かれた生活を夢みる 酔いどれ男たちのうたかたのひとときをどうぞ。 正統派ハワイアン・ミュージックやフラは、 もちろん大好きだけれど、 こんなフェイクなティキ・スタイルのハワイも好きです。 パラダイス・プリンティングへは、こちらからどうぞ。
by paradiseprinting
| 2009-10-03 15:17
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